高天原から高千穂へ降り立った天孫、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を祀る由緒あるお社
高瀧神社は房総半島のほぼ中央、市原市松尾山に鎮座する赤い社殿。9世紀の記録である『日本三代実録』に記載のある古社です。社伝によれば7世紀の創建とされています。天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫であり、天孫として高千穂の地に降り立ったとされる瓊瓊杵尊(ににぎのみこと:邇々芸命とも)を主祭神とし、9世紀の記録である『日本三代実録』にも記載された由緒あるお社です。
玉依姫(たまよりひめ)と別雷命(わけいかづちのみこと)も合祀されていることから、古くから安産・子育ての霊験で知られ、春季例大祭の中で行われる花嫁まつりや稚児行列、秋季例大祭では流鏑馬や神輿の渡御といった行事が盛大に行われます。
享保12年(1727年)に再建された社殿や、文化9年(1812年)に再建された末社社殿は、市原市の文化財に指定されています。