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勉強のやる気を出す方法とは?今日から実践できる「やる気アップ」する方法をご紹介
プリンス進学院 八王子オクトーレ校
更新日 2023/06/12 作成日 2023/06/12
「テスト前なのに勉強のやる気が出ない」「受験生なのに子供がやる気にならない」といったように、勉強のやる気が出ない学生や、それに悩む保護者の方もたくさんいますよね。一方、社会人になってからも「仕事のやる気が出ない」「モチベーションが上がらない」と苦しむ大人が多いのも現実です。
中学生や高校生は成績が自分の進路にも関わってくるため、やる気が出ないのは死活問題とも言えます。この記事では、すぐに試せる「勉強のやる気の出し方」を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
まずはやる気が出ない原因を考えよう
勉強にやる気が出ない理由は人それぞれですが、まずは自分が「なぜやる気が出ないのか」を理解することが大切です。
- 何のために勉強するのか分からない
- 勉強する環境が整っていない
- 勉強のやり方が分からない
- 生活習慣が乱れている
- 勉強に関する成功体験がない
など、勉強のやる気が出ない原因が分かると、対処法を導き出すことができます。まずはやる気が出ない理由を考えてみましょう。
効果的な「勉強のやる気を出す」方法と工夫
勉強のやる気が出ない原因が分かったら、原因を改善または排除することでやる気につながります。なお、十分な睡眠やバランスの良い食事を取っていないと、当然ながらやる気が出にくくなってしまいます。効果的な方法を実践するには生活習慣が整っていて健康状態であることを前提に、勉強のやる気を出す取り組みを始めてみましょう。
ポイント①「学習環境」から整える
勉強のやる気は、学習環境に左右されます。身の回りにやる気を削ぐものを置いてしまうと、当然ですがやる気は出ません。始めは最適な学習環境を整えることから始めてみましょう。
- 机や椅子の高さを体に合わせる
- 照明の明るさを調節する
- 机の上を整理する
- 集中力を切らす要因(スマホ、ゲーム、テレビ、漫画などの誘惑)を排除する
- 暖かくなると眠くなるため、室温を低く設定する
- 人目のある勉強場所(自習室、図書館、家庭のリビングなど)に変える
まず、照明や室温、机や椅子の高さなどが適切かどうかをチェックします。次にやる気を削いでしまうものを徹底して視界から排除させましょう。中高生の場合、勉強している間はスマホの電源を切ったり、親に預かったりしてもらうのも有効です。
自分の部屋ではやる気が起きないときには、勉強する場所を変えるのも有効です。たとえば自宅なら「自室よりも家族の目のあるリビングの方が勉強がはかどる」という人もいるでしょう。外なら自習室や図書室などの人目のある場所ならやる気が出る、という場合もあります。
こちらの記事もおすすめ:塾の自習室はお子さんの強い味方!うまく利用して学習効果を高めよう
ポイント②モチベーションが上がる「アイテム」を取り入れる
勉強のやる気を起こしてくれる、さまざまなアイテムを導入する方法もおすすめです。
- 気に入ったデザインの文房具を使う
- 自己啓発本や合格体験記を読む
- 名言集を読む
- ご褒美を用意する
新しいアイテムが増えると「頑張ろう」というやる気とともに「勉強をしなければいけない」という気持ちにもなります。ただし、勉強に関係のないアイテムは集中力が落ちてしまうため避けましょう。
他人の成功体験や名言を聞くことで、やる気を起こす方法もあります。また、勉強のあとにご褒美を用意することでモチベーションが上がる人もいるでしょう。ただし、勉強の量とご褒美のバランスに注意が必要です。例えば「勉強30分でゲーム1時間」など勉強とご褒美のバランスが悪い場合、勉強の目標達成がどんどん遠くなってしまいます。
ポイント③「勉強方法」やルールを考える
成績が上がる、テストの結果が良かったなど勉強したことで具体的な成果を上げられると、勉強が面白くなってどんどんやる気が出ます。成果を出すために、効率的な勉強方法を取り入れるのもおすすめです。
- その日の目標を設定する
- ToDoリストを作成し必ず終わらせる
- 長期の目標を目に見えるところに掲げる
- 好きな科目から取り掛かる
- やる気が出なくてもとにかく始めてみる
- ライバルと一緒に勉強する
成功体験を積み重ねることはモチベーションにつながるため、その日に達成できるゴールを設定し、コツコツ達成していく方法も有効です。ひとつの単元を終わらせるなどの範囲で目標を設定するなどの方法が向いています。
ToDoリストを作成することもやる気につながるでしょう。やるべきことをノートなどに書き記すことで、全部やりたくなる心理を利用した方法です。「問題集を〇ページやる」などの比較的簡単に実現ができ、より具体的な内容をリストアップしてみましょう。
「志望校に合格する」などの長期の目標は目に見える場所に掲示しておくことで、モチベーションの維持につながります。
苦手な科目で足踏みしてしまっている時には、得意科目から始めることでやる気のエンジンをかける方法があります。やる気がなくてもとりあえず勉強を始めることで、日常生活で勉強をルーティン化する方法も有効です。
ひとりで勉強してやる気が出ない場合には、一緒に勉強できるライバルをつくってみてはいかがでしょうか。勉強の進捗状況を報告し合うと、進捗を競い合うライバル意識が出てやる気につながることもあります。
その際、目指している志望校のレベルが同じくらいの友人や、競争心が芽生えるような一生懸命頑張っている友人と切磋琢磨することでより効果が期待できます。
ポイント④「気分転換」で脳をリフレッシュさせる
やる気が出ない時には、気分転換をして脳をリフレッシュさせるのもおすすめです。
- 仮眠を取る
- 休憩をこまめに取る
- 丸一日休みを設ける
- 散歩をする
- 軽めの運動をする
眠い状態で勉強しようとしても集中できず効率が悪いため、眠いときには仮眠を取るようにしましょう。勉強の合間に10分~15分ほど軽く目を閉じるだけでも、頭がスッキリするメリットがあります。
集中力が持続できない人は、こまめな休憩も有効です。また、短時間の作業と休憩を繰り返す「ポモドーロ・テクニック」を活用する方法もあります。ポモドーロ・テクニックを活用すると時間内に作業を終わらせようと意識が働くため、勉強を効率よく進めることにもつながります。
どうしてもやる気が出ないときには、丸一日休む、「完全オフの日」を設けるのも良いでしょう。オンとオフのメリハリをはっきりつけることで、やる気につながります。
外を散歩する、数分間のストレッチをするなど、軽く体を動かすのもおすすめです。運動には、ストレス解消(リフレッシュ)効果があるため、適度に体を動かすことは勉強するうえで、良い影響を与えてくれます。
子供のやる気を引き出すために親ができること
「子供のやる気を引き出すために、親として何かできることはないか」と考える親御さんも多いですよね。ここからは、子供のやる気を引き出す方法を紹介します。
将来の夢を具体的に話す
子供に将来の姿をイメージさせることで、やる気につなげる方法があります。
- テストで満点を取ったとき
- テストの順位が上がったとき
- 志望校に合格したあとの生活
子供に将来の姿をイメージさせた後、実現するための具体的な行動や必要な要素を親子で共有することで、子供のやる気を引き出すことができるでしょう。
達成が目指せる目標と計画を一緒に考える
親子で目標や、その目標に向けてのスケジュールを一緒に考えて応援することで、子供のやる気につながることもあります。その際、「あなたなら目標を達成できるよ」と信用する姿勢をみせてあげましょう。
ただし、目標の内容や応援の度合いによっては逆効果となってしまうことがあります。たとえば親が「××高校に合格してほしい」といった期待をかけても、子供本人は「××高校へは入りたくない」と思っている場合、親の期待や希望を押しつけてしまうことになります。また、プレッシャーに弱い子供は過度な期待が裏目に出てしまう可能性も考えられます。目標は子供の性格や状況、希望を聞きながら一緒に考えるようにしましょう。
こちらの記事もおすすめ:勉強の目標の立て方に迷う人必見!目標設定のコツや目標達成"する人"と"しない人"の違いをご紹介
些細なことでも褒め、励ます
子供を些細なことでも褒め、励ます習慣をつけましょう。子供は親から褒められると、自分を認められたと感じ、自信や勉強に対するモチベーションが上がります。もしも失敗した時でも、結果ではなく過程を褒めることで、頑張りや挑戦したことを認められ「もう一度やってみよう」というポジティブで前向きな気持ちになれるでしょう。
大きなこと、特別なことを成し遂げた結果も素晴らしいですが、日常生活の中での過程に目を向けて些細な行いもしっかり褒めるように意識することが大切です。
時には勉強から離し外へ連れ出す
親から見て子供が勉強に行き詰まってしまっている時には、勉強から離してあげるのも良いでしょう。親子でショッピングや映画に出かけるなど、リフレッシュできる場へ連れ出すのもおすすめです。
やる気を削いでしまうNGな言動
子供がなかなか勉強しないと、つい感情的に注意してしまう保護者の方もいるでしょう。もしかすると、子供のやる気を削いでしまう言葉を知らず知らずのうちに投げてしまっているかもしれません。
子供のやる気を削いでしまうNGな言葉や行動は次の通りです。
- 感情的に叱る、怒鳴る
- 無視する
- 罰を与える
- 「勉強したらゲームを買ってあげる」などの過度なご褒美を与える
- 「勉強しなさい」「宿題しなさい」と繰り返し言う
- 他人と比較する
感情的に怒鳴ったり、体罰をしたりするのはもちろん厳禁ですが、「~しなさい」と命令したり、友だちと成績を比較したりなど、ついついやってしまっている方もいるのではないでしょうか。なかなか勉強しない子供には「そろそろ宿題やらないと時間は大丈夫?」など、子供が自分で行動するような声掛けをしたり、「勉強のやり方が分からない」などの悩みや迷いがある場合には寄り添ったりしてあげることが重要です。
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