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中古で買う時に注意!RX-7(FD3S)の1型・2型・3型・4型・5型・6型は何が違うの?
新型車・中古車情報館
3年前

中古で買う時に注意!RX-7(FD3S)の1型・2型・3型・4型・5型・6型は何が違うの?
中古でRX-7(FD3S)を買う時に注意すべきことは1型・2型・3型・4型・5型・6型の違い。
12年に及ぶFD3Sのライフサイクルは、5回行われたマイナーチェンジから1型~6型に分けられる。
エンジンの仕様からはAT・MTともに255psだった1型・2型・3型、コンピュータが16ビット化されMTのみ265psを発生するようになった4型、そして、一部グレードのMTのみ280psとなった5型・6型と、大きく3つに分けられる。
サスペンションについては5型で大きく変更されている。
さらに、インテリアやエクステリアまで含めると、様々な変更がある。
RX-7(FD3S)の1型
RX-7(FD3S)1型のデータを紹介する。
発売時期:1991年12月~1993年8月
発売台数:30,705台
新車価格:360万(タイプS)~434万(タイプX)
FD3Sが発表されたのは、1991年10月。
先代モデルのFC3Sが持っていたテイストを大きく飛躍させ、12月から市場に登場した。
大柄になったこともあり、結果として価格はFC3Sよりも100万円以上も高くなった。
グレードは以下の3つが用意された。
- タイプS(ベーシックグレード)
- タイプR(ミドルグレード)
- タイプX(上位グレード)
RX-7(FD3S)の2型
2型は1型の後を受けて正常進化と呼べるマイナーチェンジが行われている。
RX-7(FD3S)2型のデータは以下のとおりだ。
発売時期:1993年8月~1995年3月
発売台数:11,431台
新車価格:338万(タイプR2)~423万(ツーリングX)
華々しくデビューしたRX-7(FD3S)は、RJCカーオブザイヤーなど国内外で様々な賞を受賞した。
しかし、1型では目標にしていた平均月間販売台数1200台を下回る830台前後しか売れず、販売は低迷していた。
こうした状況から最初のマイナーチェンジは2年後の夏に行われた(この2型が登場する3ヶ月前、スープラがフルモデルチェンジして80型が登場している)。
インテリアやエクステリアに手絵を加えたのはもちろん、グレード体系も変更された。
タイプX、タイプSはコンセプトはそのままに名称をツーリングX、ツーリングSとし、ATのみの設定となった。
さらに、タイプR2という2シーターモデルを追加。
装備内容を簡素化することで338万円という価格を実現した。
そのほか、1型では特別限定車として登場したRZが、17インチタイヤ、BBSアルミホイール、ビルシュタイン製ダンパー、強化タイプトルセンLSDなど、新たな装備を採用して販売されることになった。
追加された装備
- リアトレーリングメンバー
- コインホルダー
- 小物入れ付きアームレスト
廃止された装備
- パワーウインドウOFFディレイ機能
- ドアキー照明
- 助手席用バニティーミラー
- グローブボックス内装
- 静電気防止パッド
- 灰皿
- シガーライター
RX-7(FD3S)の3型
大幅な価格ダウンを行ったものの、3型は最も短命に終わっている。
RX-7(FD3S)3型のデータは以下のとおりだ。
発売時期:1995年3月~1996年1月
発売台数:4,460台
新車価格:328.5万(タイプRバサースト)~396万(タイプRZ)
日本経済バブルが完全に崩壊していった同時期、FD3Sは初代や2代目に比べて販売不振が続いていた。
1型からその傾向は見られたが、2型になってからはそれがより顕著になった。
その要因の一つが価格設定だった。
果たして安ければ売れるのだろうか?
メーカーもそれを考えたようだった。
2型の途中でタイプR2をベースにしたタイプR2バサーストを登場させる。
特別限定車ではあったものの、299.8万という価格設定とした。
さらに、4シーターのタイプRバサーストまで登場。
こちらはタイプRよりも62.5万円安い328.5万円。
このプライスダウンは実験的に特別限定車だけで行われるのではなく、3型ではレギュラーモデルまでに波及していく。
さらに、特別限定車として本革シートを標準装備するタイプRバサーストXも登場している。
価格が下がっただけでなく、3型のグレード構成にも大きな変更点があった。
まず、タイプRZとタイプRバサーストがレギュラーモデルに昇格し、タイプRはタイプRーSと名称を変更。
さらにツーリングSは廃止され、ツーリングXのみになっている。
そして、価格帯も全て300万円台に収められた。
RX-7(FD3S)の4型
FD3Sで最も長く生産が続いたのが4型。
RX-7(FD3S)4型のデータは以下のとおりだ。
発売時期:1996年1月~1999年1月
発売台数:9,754台
新車価格:320万(タイプRB)~397.5万(タイプRZ)
4型の主な改良点は2つある。
1.エンジン関連
一つ目は、エンジン周囲に手が入ったこと。
エアインテークパイプの材質を変更し、高回転域の過給圧を上げることで、MTモデルの出力を10PSアップさせている。
また、コンピュータも8ビットから16ビットに変更し、きめ細やかな制御を可能にした。
2.内外装の変更
2つ目は内外装の変更。
まず、テールランプをそれまでの角型異形タイプから丸型3連タイプに変更したことが挙げられる。
FD3Sのエンブレムがマツダマークになったのも4型時代。
そして、インテリアではインパネの照明をアンバーからグリーンに変更したことが4型のポイントとなっている。
以上がRX-7(FD3S)の4型における主な変更点だ。
この4型発売の時点で、FD3Sは登場から5年が経過しており、次期型の噂が流れていた。
しかし、1996年4月、マツダはフォード傘下に入ることとなる。
バブル期に展開したユーノスチャンネルと増殖しすぎたラインナップが経営の痛手となっていたからだ。
RX-7のような販売台数の少ないモデルは生サイン打ち切り検討の対象になったのは言うまでもない。
4型の生産が1999年まで続いたのは、長きに渡って時勢台型ロータリーエンジン搭載車の開発を中止すべきか検討されていたためなのである。
RX-7(FD3S)の5型
フルモデルチェンジに匹敵する大改良が行われたのが5型。
このRX-7(FD3S)5型のデータは以下のとおりだ。
発売時期:1999年1月~2000年9月
発売台数:5,642台
新車価格:389.8万(タイプRB)~377.8万(タイプRZ)
存続が危ぶまれたRX-7であったが、1999年1月、5型が登場した。
5型の改良ポイントは3つ。
1.エンジン出力の向上
すでに1996年の時点ではランサーエボリューションやインプレッサなどは当時の規制上限となる280psに到達していた。
RX-7(FD3S)も5型になってようやくライバルに追いついた。
2.走行フィールの改良
硬めの方向性であったサスペンションの傾向を一変させ、しなやかにロールさせる方向に切り替えた。
これにより、乗り味はマイルドになった。
3.内外装のデザイン変更
大きな開口部が特徴となった5型のバンパー。
新生代マツダのアイデンティティである5角形グリルを採用しながら、それぞれの開口部面積を極限まで大型化。
弱点の一つであったクーリングに気を配った結果だ。
また、リアウイングの高さも上げられた。
最後のRX-7(FD3S)となった6型は最終モデルのスピリットRも発売
RX-7(FD3S)の最終型となる6型。
2002年3月、生産中止が決まったFD3Sのラストを飾るべく、1500台限定のスピリットRが発表された。
このRX-7(FD3S)6型のデータは以下のとおりだ。
発売時期:2000年9月~2002年8月
発売台数:7,309台
新車価格:294.8万(タイプRB)~399.8万(スピリットRタイプA)
5型の登場から1年半後、FD3Sの最終モデルである6型が発表される。
走りはもちろん、インテリアに至るまで5型の洗練されたフィーリングをさらに強調させる変更内容となっている。
この頃になると、スポーツカーが280psを発揮させるのは当たり前で、トルクをどこまで引き出せるかに勝負は移っていった。
2000CCのインプレッサですら、2002年に40kg-mを突破している。
6型の改良ポイントは3つ。
1.インテリア
5型からの垂直指針回転計はそのままに、ホワイトの文字盤を採用。
メッキリングが復活し、スポーティーなイメージを増している。
照明は赤へ変更になった。
2.安全面
ABSユニットを8ビットから16ビットに変更し、電子制御動力分配システム(EBD)を採用することで、幅広い条件下で扱いやすく、確実な制御能力を発揮し、使えるABSへと進化している。
3.走行フィールの向上
RSとRBはダンバーの減衰力を変更し、特にRSはよりマイルドな味付けになっている。
【スピリットRの違い】
スピリットRはRZをベースにして3タイプが用意された。
タイプA
タイプAは2シーターモデルとなっている。
タイプB
メカニズムはタイプAと同じでありるが、4名乗車で本革シートを採用。
タイプC
タイプBのAT仕様であり、パワーは255psにダウン。
他はタイプBと同じ。
以上が歴代RX-7(FD3S)の違いとなる。
【執筆者紹介】
元湾岸最高速ランナー株式会社ウインターハート斉藤良男。
T78-33D仕様(最高出力650ps、最高速度330km/h)のR33GTRをはじめ、多くのチューニングカーに乗り継いだ。
ゼロヨン・首都高・湾岸最高速・ドリフト全てのジャンルを経験。
そのエピソードを自身が運営する2つのブログ「カーネビ」「新型車・中古車情報館」で赤裸々に綴っている。
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