歯並びの悪い方が矯正をして正しい歯列にすることは、美観の問題だけでなく、歯磨きの難しい箇所を減らし歯を健康に保つという意味においても効果的な治療です。
『矯正=抜歯』というイメージが強いかと思いますが、豊歯科では、『歯をぬかないやさしい矯正』として『床矯正』に取り組んでおります。
現代の子ども達は、よく調理されたやわらかいものを食べることが多く、それに伴い、あごの発達が悪くなり、歯の大きさに対して、あごの大きさが小さく、スペースがないために前歯がデコボコになったり、その後ろに生えてくる犬歯(前から3番目の歯)が生えるスペースを失い、外側に生えてしまう八重歯という歯並びになりやすいのです。
永久歯になってからでは(小学校高学年から中学校1、2年)、子ども達の成長期のピークを過ぎていることが多く、歯を抜いて矯正する頻度が増えてしまいます。
床矯正装置は、つけることによって、口の中を毎日拡大していくことができ、あごの発育を助け、永久歯が綺麗に生えるスペースを確保し、綺麗な歯並びを作ることができるようになります。また、しっかりとしたあごをつくることで、健康で充分な成長発育を促す助けとなるものと考えています。
当院では『子ども達の良い笑顔』のために、コンピューターによって噛む力・噛み合わせのバランス・接触面積などを診断、分析し、単に歯並びだけでなく、口腔が消化器官の一部としてしっかり機能するように機能訓練も行います。機能訓練を行うことによって、顔の良好な発育を促し、結果として『いい顔』をつくることができるようになります。
検査の中に、虫歯の原因になっている細菌の培養検査、唾液検査も取り入れておりますので、子ども達の虫歯の感受性、危険度を科学的に分析し、その子に合ったプログラムを作成して、生涯にわたり『虫歯のない口腔』を育てていきます。
【床矯正の利点】
①乳歯の頃から行うことが可能で、短期間で済む
②歯を抜かずに矯正できる
③取り外し式で、外して歯みがきや食事ができるので、虫歯になりにくい
④移動による痛みがない
⑤自由診療であるが、費用があまりかからない(1装置、数万円から可能)
⑥自分で拡大するスピードを調整できる
【床矯正の欠点】
①装置を入れている時、話しづらい
②装置を入れていないと、歯は動かない(寝ている時間を含めて1日14時間は装着することを推奨しています)
③細かい個々の歯並びの調整に限界がある
床矯正・矯正歯科にご興味のある方は、診療時間後に行われている無料相談会に是非お越しください。
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