放送大学 千葉学習センター

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住所:千葉県千葉市美浜区若葉2-11MAP
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【放送大学千葉学習センター/学びの先輩に聞く】興味の向くままに新たな学びの機会を得る。そんな知的好奇心を満たせる大学

放送大学 千葉学習センター

4年前

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放送大学 教養学部 科目履修生(千葉学習センター)/目等 邦保さん・専科履修生(千葉学習センター)/布井 一弥さん

 社会人のための生涯学習機関として1981年に創設された千葉市美浜区の放送大学。テレビやラジオ、インターネットでの講義に加え、各都道府県に置かれた学習センターでは一般大学と同様に対面式授業(面接授業)も行われており、大学開設からこれまでに延べ130万人以上が卒業している。

 放送大学の大学課程は、教養学部教養学科のみの1学部1学科。教養を養うと共に実生活に即した専門的な知識を得ることが可能だ。学部には社会と産業コースのほか、生活と福祉コース、人間と文化コースなど6つのコースを用意。大学卒業資格を満たす全科履修生や、好きな科目だけを選べる選科履修生など4通りの履修スタイルが選べる。

 今回は千葉学習センターの機関誌「THE CHIBA OJT」の編集に携わる目等邦保さんと布井一弥さんによる対談を実施。それぞれの大学入学の理由から機関誌の制作を通じて知った放送大学の魅力などを時間の許す限り語り合ってもらった。

放送大学に入学しようと思ったきっかけ

目等(以下、目):僕は以前、美術教育に関する業界誌を作る団体に所属していました。2015年にトリックアートについての企画を担当しまして、その際に信州大学の菊池聡先生に「錯覚と絵画のための心理学」という記事の寄稿をいただいたんです。それ以来、科学的に考える「錯覚」というものに興味を持つようになり、菊池先生のテレビ講義「錯覚と科学」を見てから放送大学を意識するようになりました。

布井(以下、布):私の場合は、20年ほど前に会社の先輩から放送大学に通っていると話を聞きましてね。好きな歴史関係の講義をたくさん受けたり、ドイツ語研究会に所属したりと大学生活を謳歌している様子を聞くうちに「自分も通ってみようかな」と思うようになりました。

目:僕は科目履修生で2017年に入学しましたけど、布井さんはかなり前に入られたんでしょう?

布:入学は2001年、45歳の時です。興味のある講義だけ取ろうと思いまして、私も科目履修生で入ったんですよ。

目:そうだったんですか。

布:すぐに全科履修生に切り替えましてね、社会と産業コースを9年かけて卒業して、再入学した自然と環境コースを3年で終え、今は情報コースに在籍しています。

目:卒業したら別のコースで再入学。布井さんのような方って結構多いと聞きますよね。どのコースが一番面白かったですか?

布:どれが一番っていうより、興味がある分野を順番に選択していったという感じですね。ある分野を深堀りしていくと、関連する別の分野に出くわして新たな興味の対象が生まれると言いますか。

目:体系的に学んでいくと、そういった気づきはありますよね。

布:放送大学に入って20年も経ちますけど、自分の知らない世界はまだまだ沢山ありますよ。そこが楽しい。


300以上ある講義を自由に選択。大卒者の在校生も意外と多い

布:放送大学というと若い頃に大学に通わなかった人が来る所っていうイメージがあるかも知れませんが、実際は我々のように大卒で放送大学に通っている方は多いですよね。

目:そうですね。千葉学習センターでいうと4割くらいは大卒者だそうですよ。

布:そんなにいるんですか!

目:学生時代と今を比べると勉強の目的が違いますよね。昔は単位のため、出席日数を稼ぐために頑張っていたものでしたから。

布:大学に行く、イコールいい企業に就職するためという風潮がありますしね。その点、放送大学では目先の目的など気にせずに、興味のある事をとことん学べるわけですから。

目:僕なんかは学んでいるという感覚もないくらい(笑)。この科目は面白そうとか、この教授のやっている事ってなんだか興味深いなとか、好奇心をくすぐられて講義を選ぶといった感じですね。

布:面接授業に行くと、我々よりも上の年齢の方も多く在籍していますしね。私からすると「人生経験を沢山積まれてきて、これ以上何を学ぶんですか?」という方たちばかりで。

目:若い頃は成績のため、進学のためと勉強していたけど、プレッシャーでもありましたよね。ところが今は300以上ある講義の中から好きな物を好きなだけ取る事ができる。何の縛りもなく自由に受けられるところが魅力ですよね。

布:その通りです。私も入学したての頃は法律関係の科目ばかり取って、そのうち英語に興味がわいて英語の講義を片っ端から。その合間に哲学や宗教学も。なんといいますか、興味が止まらない20年間でしたね。

「千葉サポ」の一員として機関誌の制作に携わるように

目:この「THE CHIBA OJT」は、大学事務局と学生有志で運営している「千葉サポ」が制作する在校生をターゲットにした媒体です。誌面にはとてもバラエティ豊かな企画が並んでいて、連載の教授インタビューをはじめ、イベント・サークル・ゼミ紹介、時には在校生のインタビューなんかも入ります。

布:事務局と学生の橋渡しをするのが「千葉サポ」の役割です。機関紙のほかにも学生相談や文化祭バザーの運営などもやっていますよね。

目:元々あった機関誌が2018年にリニューアルされたタイミングで僕が参加したわけですけど、布井さんは編集志望じゃなかったとか。

布:そうなんですよ。私は放送大学に20年いますからね、その経験と知識を学生相談で生かそうと思って千葉サポに入ったんです。ところが編集会議に顔を出しているうちに興味がわいてきまして。

目:今では立派な編集部員ですよ!(笑)4月に発行する最新号(取材は3月)では布井さんの担当したグランドスラム(※)達成者のインタビューがあります。この記事は、在学生はもとより、これから放送大学に入学しようと考えている方や、放送大学に興味を持っている人にも是非読んでもらいたい内容ですよね。

布:目等さんは業界誌の編集経験がおありですけど、私は未経験でしたからね。取材の心得などいろいろと教えてもらいながら、どうにか形にできそうですよ。

目:企画会議から取材のアポ取り、インタビュープロットの作成、そして取材。誌面作りを任せてもらえる事への喜びと、取材するたびに放送大学の良さを知っていくという喜びもあって、通常の講義では味わえない魅力もありますよね。

自分のペースで勉強に没頭できる環境が整っている

布:機関誌を通じて大学の魅力を発信する立場にいると、今までとはまた違った目線で放送大学を見られるようになったと思います。

目:それはあるかも知れませんね。学内や近隣のお店にも機関誌は置かれていますから、これから放送大学への入学を検討している方にも読んでもらいたいですよね。

布:最後に我々から放送大学の魅力を紹介しませんか?

目:いいですね! 僕が放送大学をおすすめするとしたら……やはり興味のある事を無理なく体系的に学べる事。知的好奇心はどんなに歳をとってもなくならない物だと思いますし、その好奇心を存分に満たせる場所ですよね。

布:特定の分野についてスポットで学ぶのが市民大学やカルチャースクールとしたら、ここではその分野にまつわる周辺知識も体系的に得られるというのはあります。個人的には図書館も気に入っています。講義のない日に図書館にこもって調べものをしたり自習をしたり。やはり自分のペースで勉強に没頭できる環境があるというのはとても恵まれていると思います。

目:そうですね。目的は人それぞれだと思いますが、知らなかった世界に触れる事で新しい物の見方を知り、希望すれば大学卒業の学位も手にできる。学ぶ事の面白さに気付ける場所だと思いますね。

※:教養学部の6コースをすべて卒業すること

目等 邦保/めら くにやす

1957年、千葉県生まれ。四年生大学を卒業後、文具メーカーに就職。営業職として勤務したのち、公益財団法人にて美術教育の月刊誌の発行に携わる。2017年から放送大学の科目履修生として籍を置き、機関誌「THE CHIBA OJT」の編集部員。

 布井 一弥/ぬのい かずや

1955年、兵庫県生まれ。四年生大学を卒業後、某生命保険会社に就職。元上司が放送大学に通っていた事を知り、自身も科目履修生として2001年に入学。その後専科履修に切り替え、社会と産業コース、自然と環境コースを卒業し、現在は情報コースに在籍。

 

※この記事は2020年3月現在の情報をベースに作成し、更新しております。内容が変更になっている場合もございますので、詳細は放送大学または、放送大学千葉学習センターの公式ホームページをご確認ください。

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